股関節の痛み
- 階段の上り下りが辛い
- 歩くのが辛い
- あぐらが痛くてかけない
- この股関節の痛みは一生付き合っていかないといけないのかな…
- 長時間歩くと股関節に違和感や辛さがでる...
メディア掲載
股関節に痛みをだす原因
「股関節とは?」
股関節は骨盤と下半身を連結する大きな関節になります。なので可動域も大きく様々な動きができ、靭帯などの軟部組織によって囲まれていますので安定している関節になります
股関節に痛みを出す原因は大きく分けて3種類あります
1、関節自体に問題があるも場合(変形性股関節症等)
2、股関節周囲の筋肉に問題がある場合
3、股関節周囲を通過する神経が痛みを出している場合
変形性股関節症とは
【一次性】
明らかな原因がなくても起きてくるもの。これは関節軟骨の細胞が老齢化して、関節
軟骨自体がすり減ってしまったもの。
発症の要因
肥満
加齢
筋肉の衰え
負担が大きことを日常的にされてる方(スポーツなど)
【二次性】
何らかの病気やケガが原因でおこってきます。日本では、この二次性が大半を占め、先天性股関節脱臼と臼蓋形成不全によるものが約90%、圧倒的に女性に多いという特徴があります。ほかにペルテス病、特発性大腿骨頭壊死症、関節唇損傷などがあります。
症状
変形性股関節症は先天性・後天性の疾病や外傷によって関節に痛みが起きるものをいいます。非炎症性で進行性のものが多いです。進行過程において関節軟骨に変性・摩耗が起こり、ひどくなると関節軟骨の周囲に過剰な骨ができたりしぶつかることで骨自体が変形(骨棘)していき関節に影響を及ぼすものです。
症状は、股関節周辺の痛み、動きの制限、違和感、跛行(歩く時に足を引きずる)が多いです。発症すると、進行性なので徐々に悪化し、ひどくなると骨が変形した股関節を発症以前の元の状態に戻すことは難しいです。
変形性膝関節症の時一般的に行われる対処
1、物理療法&マッサージなど
変形性股関節症で行われる対処法1
変形性股関節症の時に主に整形外科や整骨院でよく行われる対処として超音波や低周波のようないわゆる電気と言われるものや、ホットパックや赤外線などの温熱療法などの物理療法が行われます。
10分ほど、電気をかけて筋肉を柔らかくして股関節に痛みがある場合などにその痛みを一時的に緩和することを目的として行われることが多いです。
2、薬物療法
変形性膝関節症で行われる対処法2
変形性股関節症が要因で出てく股関節の痛みの時に行われる薬物療法は大きく分けると2種類に分類されます。
それは、口から直接摂取する内服薬と、痛みのある患部に直接貼ったりする外用薬の2種類です。
内服薬
基本的に最初に処方されるのが、炎症をしずめて痛みを軽くする目的の消炎鎮痛剤の飲み薬です。消炎鎮痛剤の飲み薬には吐き気や胃のむかつきといった副作用があるため、胃の弱い方には胃腸薬もあわせて処方されます。
外用薬
直接、痛みのある患部に貼るいわゆる湿布やモーラステープと呼ばれるものです。
外用薬は炎症を抑える抗炎症作用のあるものや、痛みを直接おさえる鎮痛作用をねらったものなど症状に応じて使い分けられます。
内外用薬でダメな場合は、股関節に直接痛み止めの注射を行ったり軟骨成分であるヒアルロン酸を注射して痛みの軽減を行います。
ただ、ここまで紹介したもののほとんどは応急処置や一時しのぎにしかすぎず根本的な解決にはなることはほとんどないでしょう。
3、手術療法
変形性膝関節症で行われる対処法3
変形性股関節症の末期は股関節の軟骨が完全になくなって骨と骨同士がぶつかってかなりの激痛が起こります。
変形もかなり強くなってしまい、日常生活を送るのが困難になりますので手術の適応になります。
そんな末期に行われるのは、「人工骨頭全置換術」と呼ばれる手術です。
すり減った軟骨と傷んだ骨を切り取って、人工関節に置き換える手術です。
人工関節の寿命は15~20年程度と呼ばれていますので、若い人の手術は不向きだと言われています。
逆に高齢になりすぎるとお身体への負担が多い為難しいとされていしまうことも少なくありません!
軟骨がある程度残っている場合には、「関節温存手術」と呼ばれる手術が行われます。
骨盤や大腿骨の一部を切り取って今以上に関節軟骨がすり減らないようにするものです。
※手術療法に関しては費用と身体に対するリスクとのバランスがとても大切になってくると思います。