腱鞘炎(ド・ケルバン病)
- 手首が腫れている
- 重いものを持てない
- 痛みやシビレが腕や手首に出ている
- 首のコリや肩のこりがある
- 注射や手術をしても痛みが取れない
メディア掲載
腱鞘炎の原因とは?
人間の手は27個の骨で出来ており、このたくさんの細かい骨を複雑で精密に動かすことが出来るのは、筋肉と骨を結び付けている「腱(けん)」があるからなのです。
手の仕組みを少し、簡単に説明しましょう。
手首から指先にかけて、丈夫なひものような組織である腱が、腕の筋肉から伸びています。
この腱は、手の指と骨、筋肉を繋いでいます。
指を曲げたり伸ばしたり、細かい動きが出来るのは、この腱が引っ張られて骨と関節が動くからです。
また、腱が骨から離れないようにところどころ、トンネル状の組織(腱鞘)に包まれています。
指を曲げ伸ばしするときに、「腱」が「腱鞘」というトンネルを行ったり来たりするように移動します。
ここでの摩擦により炎症を起こした者が一般に腱鞘炎と呼ばれております。
組織が切れたりしているわけではないのでじわじわと「あれ?なんか痛いな」と気づかれる事が多いかと思われます。
ご自宅で湿布で冷やしてみたり、医療機関でみてもらっても、痛み止めを出されて様子をみるか、ひどい場合だと手術を勧められる可能性もありますので、なるべく手首を使わないようにするしかないと言われるかと思います。
ですが、それは現実的になかなか難しいですよね。
放置をしていると・・・
痛みやしびれを我慢しながら生活を続けると、もっと痛みが激しくなり、それこそ手術しかない状態にまでなってしまったり、ロッキングといって指が動かなくなり、手が開かなくなってしまう事も…
腱鞘炎の一般的な対処法とは?
一般的に行われる処置は以下の内容になります。
<固定して安静>
サポーターやテーピング(包帯)を使い固定して安静。
アイシングなのでにより炎症を鎮める。
<薬物療法>
消炎鎮痛剤(湿布)やビタミンB12、血行改善などの飲み薬やステロイド注射 。
<手術療法>
腱鞘切開手術 このように処方された薬を飲み続けていたり、固定をして安静にするようにしているが、日常生活に支障を来たし一向に改善せず困っている方も多いでしょう。